栄養素の特徴を知って自分の目的や希望にあった食べ方を実践!

栄養素の特徴を知って自分の目的や希望にあった食べ方を実践!

栄養素の特徴を知って自分の目的や希望にあった食べ方を実践!

 「このところ生活習慣病が気になってきた」、「身体をもう少し引き締めたい」、「最近、肌荒れが心配」などなど、健康や体型、美容などが気になるという人は多いのではないでしょうか。
 そんな健康や栄養面に興味、関心を持つ人たちに役立つ情報のひとつとして、栄養成分の量を示した「栄養成分表示」があります。
 栄養成分表示は、料理や食品に「どんな栄養素」が「どのくらい含まれているか」という情報がひと目でわかるように示された履歴書のようなもの。健康的な食生活を送りたいと願う人は、栄養成分表示を確認することで、自分の目的や希望にあった料理や商品を選んでいくことができます。

★本サイトで紹介するエネルギーや各栄養素にはどんな特徴があるの?

エネルギー…生命機能の維持や身体活動、生活活動の源になるものです。肥満ややせを予防したいと考えている人は、まず料理や食品のエネルギー量をチェックしましょう。
たんぱく質…筋肉や臓器など体を構成する主要な栄養素です。酵素やホルモンなど体の機能の調整にも関係しています。成長期のお子さんや虚弱予防などで適正体重を維持したい人は、たんぱく質もチェックするとよいでしょう。
脂質…効率の良いエネルギー源で、細胞膜の主要な構成成分でもあります。生命機能の維持に不可欠なエネルギー源であるため重要である反面、とり過ぎると肥満や心疾患のリスクを高めます。エネルギーだけでなく、脂質もチェックしたいところです。
炭水化物…全身の主要なエネルギー源です。とり過ぎると体内で脂肪に変わり、肥満の原因にもなるため注意が必要です。ただし、スポーツをするお子さんにとっては重要なエネルギー源でもあるため、個人の必要性や、スポーツをする前後などとるタイミングを考えていく必要があります。
食塩相当量(ナトリウム)…体の浸透圧を調整し、生命機能を維持するために必須のミネラルです。とり過ぎると高血圧や胃がんなどの病気を引き起こす可能性もあるため、高血圧が気になるという人はチェックしたい項目です。

このほか、代謝で重要な役割を果たすビタミン(※1)や、歯や骨など体の構成成分となったり、体の調子を整えるミネラル(※2)など、商品によっては各種栄養素が表示されていることがあります。

(※1) ビタミン
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
(※2) ミネラル
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン

(参考資料)
消費者庁「栄養成分表示を活用しよう」
    「消費者の特性に応じた栄養成分表示活用のためのリーフレット」①栄養成分表示を活用してみませんか
上西一弘「食品成分最新ガイド 栄養素の通になる第4版」

★本サイトで紹介する栄養情報を参考にするための留意点

 「応援ごはん」でご紹介するメニューは、学校の後に、2時間程度スポーツに真剣に取り組む標準的な体型の小学校高学年のお子さんから中学生の男子選手を想定しています。お子さんの年代が想定の年代より大きい場合、同年代の子どもたちよりも体格が大きいという場合、練習量が多いという場合には、お子さんの発育発達の状況に加え、お子さんが食べたいという食事量なども考慮して食事量を調整してください。女子選手の場合には、紹介するメニューのまずは8割を目安にし、上記条件やお子さんの要望を踏まえて食事量を設定してみてください。

★「栄養成分表示」をどう活用していけばいいの?

 健康のためにバランスのよい食生活を実践したいという場合、1種類の栄養素だけに目を向けるのではなく、食事の質を表す「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」のほか、量を確認できる「エネルギー」なども確認しながら、総合的に料理や商品を選択していくと、健康管理に役立てられます。
 スポーツに取り組むお子さんの場合には、身体づくりのためには「たんぱく質」や「カルシウム」を、練習量が多い時期や合宿期などスタミナが必要な時には「炭水化物」や「鉄」を、練習や試合後の補食には「たんぱく質」などにも目を向けると、必要な栄養素を上手にとり入れていくことができ、おすすめです。

2020年には加工食品の栄養成分表示も完全義務化に!

 日本では、2020年までに、多くの市販食品のパッケージに栄養成分表示がつけられることになっています。この際、表示が義務化されているものは「熱量(エネルギー)」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」の5項目。加えて食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養成分が任意で表示されていくことになります。

複数の商品で比較してみると違いを確認!

 栄養素の含有量だけを見ても、ピンとこないという方は、複数の商品を比べてみることをおすすめします。例えば、スポーツをするお子さんのためにスーパーでおやつを購入する場合、商品がずらりと並んでいて、どれを選べばいいのか悩むもの。そこで、練習前ならエネルギー補給に役立つように「炭水化物」の含有量が多い商品を、体づくりが気になる場合や練習後にとりたい場合には「たんぱく質」がしっかり含まれているものを選ぶとよいでしょう。お子さんと買い物に行ったときには、一緒に表示を見ながら選ぶのもいいかもしれません。
 栄養成分表示は、外食時においても、今後ますますメニューなどで目にする機会が多くなっていくはずです。日頃から注目する習慣を身に付けておくと、今後の健康な食生活や身体づくりに役立ちます。このサイトでもレシピに表示をしていますので、ぜひチェックしてみてください。